2021/7/31

子供の矯正治療

 オリンピックでの日本のメダルラッシュが止まらない中、新型コロナウィルス新規患者数の増加が心配な日々ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
 
 今日は夏休み中、学校歯科検診の表を持って来院してくださるお子さんが多い時期ですので少し子供の矯正治療いつからはじめる?という内容をお伝えしようとおもいます。
 
 以前に日本矯正歯科学会から院内掲示用にとポスターが配られたのですが、メッセージは「7才までに歯並びの相談を」という内容でした。なぜ7才なのかというと、その頃から子供の歯から大人の歯へ交換が始まり歯並びの変化が大きいからです。また、あごの骨も成長する時期ですので1度は検診を受けておくといいよということなのです。
 
 歯並びにも色々と種類があるのですが、なるべく早めに治療を開始したほうが良いといわれているのが「反対咬合(受け口)」です。これには上あごと下あごの成長の時期の違いなどが密接に関係しおり、早期に治療を開始することでその後のお口の成長発育がかなり違ってくるためです。早いお子さんだと3歳ぐらいから治療が開始できるような装置もあります。 
 
 このように歯並びとあごの成長が複雑に絡みあう成長期に、矯正治療を行うことでより良い方向へお口の成長発育を促せるようなら治療を開始したほうが良いですし、また今は様子をみてベストな時期に矯正治療を開始したほうが良ければ経過をみていくことが大切となります。
 
 ということは、矯正治療いつからスタートするのが良いのかは患者さん、それぞれのお口の状態によるので決まっていないのです。早くに異常に気付いているなら早めに相談を、もし特に気になることがなくても7才ぐらいでが1度歯並びの検診を受けておくのは良いことかもしれません。
 
 お子さんの歯並びのご心配がある方はどうぞお気軽にご相談ください。乳幼児歯科検診も当院では行っておりますので、その際にお問い合わせいただいても大丈夫です!
 
 
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