「寝る子は育つ、見守ろう子供の睡眠」 先日、幕張で行われました千葉県小児歯科医会主催の学術講演会に出席してきました。 今回は太田睡眠科学センターの千葉先生、また睡眠歯科関連では有名は外木先生の貴重な講演を聞くことができました! 日本の子供の睡眠時間は世界の中でも圧倒的に少なく、日本・台湾・韓国などの国は平均7時間に対して世界の他の国々は9~10時間とのことでした。(中学生) この睡眠時間が少ないアジア圏の国は睡眠時間が確保されている国と比較するとADHDなどの発症率が高く関連が示唆されています。 (ADHDの子供の33%はいびきを伴う睡眠状態であるといわれています。またその睡眠の状態を改善することでIQの上昇したとの報告もあります) なぜ歯科と睡眠が関係あるのかというと、睡眠時間が確保できていない子供の中には「睡眠の質が悪い」子供達がいます。質が悪いとは何かというと、睡眠中に呼吸ができていないことがあり深い眠りにつけていないのです。いわゆる、子供の睡眠時無呼吸症の状態です。 そのような子供達は口呼吸をしていたり、また口呼吸により顎の成長が悪く「顎なし」のような顔になってしまい、将来大人になり本格的「睡眠時無呼吸症」となってしまいます。 私たち歯科医師は口腔の状態をみる専門家です。「この子、いつも口が開いている状態だと寝れていないのかな?」など観察をして、時には耳鼻科の先生へ紹介することもあります。 また、口の成長発育が悪いお子さんには矯正治療を行ったり、また口腔周囲筋のトレーニングを提案することで正常な成長へ軌道修正してあげることにより、将来発生するであろう病気を未然に防ぐ役割もあると思っています。 ①なんとなく食欲がおちた ②身長の伸びが悪い ③寝起きの機嫌が悪い ④落着きがなくきれやすい ⑤集中力がない ⑥おねしょがなかなかとまらない このような症状がある場合には「よく寝れてないのかも?」と思ってみてください。 このブログを読んでくださっている方の中にも、少し心配だという方もいらっしゃるかもしれまん。 耳鼻科的なアプローチ、歯科からのアプローチなど状態により違いますがご心配な方はぜひ当院にご相談ください。 当院は睡眠歯科・矯正歯科の両方の診察を受けていただける歯科医院です。お子さんの成長のチャンスを逃さないようにしましょう! 最後に・・・ 千葉先生の言葉です 「勉強しないなら寝ていた方がいい」 ↑ 子供の睡眠は心身・学業成績に影響するとのことです!(スタンフォード大学で睡眠研究をされている先生の言葉です★重みがありますね!)
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